人気資格の試験ガイド② 社会保険労務士

これから需要が高まる期待大! 年金&労務のスペシャリスト 

消えた年金問題が話題となった昨今、テレビや雑誌でにわかに注目を浴び始めた資格が、
社会保険労務士です。
社会保険労務士(通称“社労士”)は、国民年金や国民健康保険、厚生年金や雇用保険など、
さまざまある社会保険の加入や給付申請などについての知識を有していて、
当事者に代わって必要な書類の作成や申請手続きを行うことができます。
また、企業の労務や人事などに関するスペシャリストでもあり、就業規則や給与規定、
退職金規定などを作成したり、社員の採用や退職など、
雇用に関する相談や指導なども行うことができるのです。
ということは、少子高齢化が進み、雇用の形態も変化していく日本の社会では、
社労士という資格に対する需要がどんどん高まっていくことが容易に予想できるはずです。

しかも、仕事内容からも想像できると思いますが、社労士という資格の最大の魅力は、
社労士として独立開業するという方法のほかに、
企業の人事部などに在籍しながらこの資格を活かすこともできるという点。
努力次第で高収入を狙うか、企業で安定した収入を得るかという選択が自由にできるところは、
ほかの資格ではあまり見られない特徴でしょう。

このような魅力あふれる社会保険労務士の資格を得るには、
もちろん国家試験に合格しなければなりません。
しかも、膨大な範囲の中から広く出題される難しい試験で、合格率も低い難関です。
まずは、どのような内容なのか、どのぐらい得点できれば合格とみなされるのかなど、
試験概要を知ることから始めてみてください。

 

社会保険労務士・試験概要

●受験資格
下に記したような条件の中から、いずれか1つに該当すること。

    • 大学の一般教養科目修了者、短大・高専の卒業者
    • 公務員で労働社会保険諸法令の事務に従事した期間が通算して3年以上、
      または行政事務に3年以上従事した者、
      民間企業や労働組合等で労務担当や労働社会保険諸法令の事務に通算3年以上従事した者
    • 行政書士、司法試験2次試験、税理士試験、弁理士試験、公認会計士試験等の試験に合格し
      一定の資格を持っている者

 

●試験日程
毎年8月の第4週日曜日

●試験科目
8つの法律+一般常識 (全8科目)

・労働基準法および労働安全衛生法
・労働者災害補償保険法
・雇用保険法
・労働保険の保険料の徴収等に関する法律
・健康保険法
・国民年金法
・厚生年金保険法
・労務管理その他の労働および社会保険に関する一般常識

※それぞれの科目について、5肢択一問題と、複数の単語群の中から正解を選択して
穴埋めする選択問題が出題される。

●合格基準
合格基準は毎年異なっていて、以下に記した2つの条件を満たしたものが合格となる

平成21年度の合格基準の例

  • 選択式試験は、総得点25点以上かつ各科目3点以上
    (ただし、労働基準法および労働安全衛生法、労働や災害補償保険法、厚生年金保険法は
    2点以上)である者
  • 択一式試験は、総得点44点以上かつ各科目4点以上である者

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